10/8(木) | カリ・エスクリマ・アーニスの基礎-スティック編- |
10/09(金) | カリ・エスクリマ・アーニスの基礎-ナイフ編- |
10/10(土) | ジークンドー・アンリミテッド(前後編) |
10/11(日) | ローアー・アートの基礎(前後編) |
10/12(月・祝) | カリ・エスクリマ・アーニスの基礎から応用へ(前後編) |
If you want to learn how to fight, you must practice fighting against someone who is fighting back!
(闘争技術を学ぶなら、戦う相手にも闘争のための技術技法があることを前提にして、訓練し習得する必要がある)Burton Richardson(バートン・リチャードソン)
この度はアメリカでのJeet kun Do=ジックンドー(通称JKD)とフィリピン武術やインドネシア武術などの東南アジア武術の第一人者であるバートン・リチャードソン先生に来日していただき講習を開いていただくことになりました!
バートンは私が見てきた武術家の中でも指導力においては抜群のものを持ち合わせており、武術において全くのズブの素人からバリバリの熟練者までもを指導でき、彼等にそれぞれ何かを学んで帰ってもらえるよう指導してくださる希少な先生です。
左:光岡英稔
右:バートン・リチャードソン
皆様へ
申込み開始から、さっそく沢山のお申込みをいただいております。
ありがとうございます!
お申し込みをいただいている中で
「どの講座も面白そうで、どれをどう選んだら良いか分かりません」といったご質問をいただきましたので、それにお答えしたいと思います。
この度の【バートン・リチャードソン先生 来日講習会】では「フィリピン武術・東南アジア武術」が中心になっており、1日だけ「一番盛り沢山で楽しそうかも知れないJKD=ジックンドー」のワークショップを入れさせていただきました。
このようなプログラムにするとご参加くださる皆様に、バートン先生の人柄とバックボーン、それと先生が伝えようとしていることを逸早く知っていただけるのでは!?と考えました。
ですので、どの講座も相互的に影響し合うようになっております。
もちろん「JKDだけ」「カリだけ」「ローアー・アート(シラット)だけ」でも充分にお楽しみいただけると思います。
ですが、ご都合がよろしければ、是非とも他の各講座も受けていただきたいと思います。
すると面白さや理解が倍増どころか二乗三乗してさらに楽しくなると思います!!
それでは“なぜ!?”今回のバートン先生の来日講習会では「カリ」や「ローアー・アート(シラット)」に焦点を当て、「JKDアンリミテッド」の様に盛り沢山で楽しそうな講座を1日だけにしたかの経緯を説明します。
これは武術 武道の指導者/研究者としても優れているバートン先生と、その師匠であるダン・イノサント師父が、師父ご自身の盟友でもある“世界的に最も知名度のある武術家/俳優 ブルース・リー”が創始したJKD=ジックンドーを看板に幅広く教えられていることとも関係しています。
この度のバートン先生による来日講習会に参加される皆様には、JKD=ジックンドーやフィリピン武術/東南アジア武術の体系や技術だけでなく、それを伝える先生や先生のバックボーン、先生の人柄、性格、そしてそこから先生が伝えようとしているJKDアンリミテッドを知って頂きたいと考えました。
つまり今回のプログラムの特徴は、JKDアンリミテッドを中心に考えた場合、
「体系を習う講座」と「先生のことを知る講座」
の二つがある点とも言えます。
バートン先生はアメリカを代表するJKD=ジックンドーの第一人者であります。
JKD=ジックンドーは武術/武道の体系としては《最も盛り沢山な流派》であり、今の時代に最も合っている武術の体系の一つでもあります(特にアメリカなどでは)。
私など武術を学んだり研究する立場からすると
「彼らの実力は何処からやってくるのか?」
「何が彼らの実力を支えているバックボーンなのか?」
などの因果関係が気になり、まずそこに目が向きます。
その二人の共通点とバック・ボーンが「カリ、エスクリマ、アーニス」「シラット」などのフィリピン武術/東南アジア武術です。
そしてこの師弟の努力があって初めてフィリピン武術や東南アジア武術がアメリカで脚光を浴びることになったことも事実です。
しかし、何故かアメリカでも近代武術JKD=ジックンドーの方が伝統的なフィリピン武術や東南アジア武術よりも人気があります。そしてその御二方のルーツである伝統的なフィリピン武術や東南アジア武術は、JKD=ジックンドーほど人気が出ません。このような事実を、私は残念に思っております。
何かを学習する際に、自分が習う先生の思考パターンや傾向、性格などを知ることは、何かを習う上での一番の基礎となり、近道にもなります。
つまり今回のような場合は「カリ」や「ローアー・アート(シラット)」がそれに該当します。
そのような点を踏まえておくと、JKDのような体系を習う場合に非常に役立つと思います。先生が何をどの様に伝えようとしているのかを、より深く知ることが出来ます。
もちろん、「カリ」や「ローアー・アート(シラット)」にも特徴的な体系があり、きっとそれぞれの面白さもご指導くださると思います。
すでに申込まれている方も、これから申し込まれる方も、ご参加を迷われている方にも、ご参考にしていただけますと幸いです。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております!!
イベント主催者 国際武学研究会(IMSRI) 代表 光岡 英稔